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Forgetting-BarⅡ

2015年もよろしくです。m(_ _)m

華麗に"1バツ"ゲットした話しw その11

シリーズ1~10はコチラ



校長のダメ出しによって、振り出しに戻ってしまった…

結局は親の同意を得なければならなくなったわけだ。

彼女はというと、「自主退学する」といってきかない。
これ以上無理に頭を下げる必要はないとオレの主張を突っ張ねる。

でも、そういうわけにはいかないんだよ。
このまま前に進んだらオレの中のわだかまりが消えないのだよ。


なんとかできないか?

オレは出口の見えない暗闇の中、
同じ場所を繰り返し彷徨ってる気分だった。


とにかく、頭の中で考えてばかりじゃ何も解決の糸口なんて見えやしない。

オレはもう一度彼女のお母さんに会って話しをする決意をした。
正直、成り行きとはいえ、ああいうカタチで袂を分かちあったのだから
面と向かって言いづらいし、顔を合わせるのも億劫であったのは確かだ。
しかし、事態はそうも言ってられないのだ。

頭を下げるのは一向に構わないし、
ちっぽけなプライドなんてとっくの昔に捨ててしまっている。
怖いものなんてないはずだ。

ヨシッ!行くぞっ!!


何度も心の中でそう絶叫する。
決意を秘める。
覚悟を決めた。

・・・・・・



はずだった・・・


だが、すぐにまた、


でもなぁ・・・


と、尻込みする自分が情けない・・・_| ̄|○ 

究極のダメ人間化して腹を括れない。
この時はホントに自分が嫌になった。
延々と自己嫌悪の繰り返しに終始する・・・

結局、悶々とすること3日間、
それでも、オレはようやく動き出す。
いや、覚悟を決めたわけじゃなく、
仕方なくといった中途半端な気持ちのままで・・・だ。

向かう足取りはホントに重かった。

こちらが一方的に背を向けた相手に再び対峙しなければいけない。
しかも、再び頭を下げるのだ。

どんな顔をして合間見えればいいのだろうか?

恐怖感というより、
屈辱感と、どう表現していいのかわからない不透明感が入り混じって、
とにかく逃げ出したい気分だった。


とてもアポを入れる勇気がなかったので、
失礼とは思いつつ、アポなしで自宅の門を叩いた。

親父さんはいないはずだ。
でも、居たらどーしよう・・・?

複雑な心境に更に恐怖感が加わってしまったw

まだ会う前の自宅の門の前。
この時点で、もう充分パニック状態に陥っていた。


インターン越しに名前を告げると、すぐに切れて玄関ドアが開いた。

お母さんがこちらに向かって歩いて来たので、
オレは戸惑いながらもとりあえず頭を下げた。


「すいません、話さなければならないことがあります。
もう一度話しを聞いてもらえませんか?」

そう告げると、少し戸惑いつつも、静かに中に招きいれてくれた。


なんともいえない空気が漂っていた。


き・気まずい・・・
静寂の時間が流れる。
その間数十秒だったと思うが、オレには数時間の如く感じられた。


「なにか大事な話しがあって来たんでしょ?」


向こうが切り出してくれた。
痺れを切らしたと言った方が正しいか。。。

ようやく?オレも重い口を開く。


「はい、実は高校のことで相談に来ました」


そこからオレは、担任に会ったことから、その後に校長に言われたことまでを
早口で捲くしたてた。

そして、自分の考え、気持ち、
あいつを卒業させてやりたいという思いを自分なりの表現でストレートに伝えた。


「結婚を認めてくれとは言いません。
しかし、高校を卒業させることについては協力してくえませんか?」



ずいぶん身勝手な一方的なお願いだ。
自分が矛盾してることをお願いしているのは解かってる。
解かった上での懇願だ。
こんな自分勝手なお願いをする自分が本当に嫌だったけど、

オレは頭を床にすりつけた・・・


「話はわかったから頭を上げなさい」


オレは恐る恐るゆっくりと頭を起こしてお母さんの顔を見上げた。

少し呆れたような表情にも見えたが、浅い溜息と共に観念したような、
いや、最初からこうなることが解かってたからこその
薄い笑みを浮かべる表情が目に飛び込んで来た。


「学校には一緒に行きましょ。
結婚のことはまだまだお互い溝はあるけど、
私も学校を卒業することには異論はないのだから、親として校長先生に会いましょう」


そう言って、今度は少しだけ頬が緩んだような笑顔を見せてくれた。

オレは感謝と想いが通じた嬉しさで、涙が止まらなかった。。。

有難うございます・・・嗚咽で言葉にならない言葉で何度も何度も頭を下げつづけた・・・



さぁ、第2ラウンドの舞台はなんとか整ったっ!
今度は2対1だっ!
待ってろっ!校長!絶対認めさせてやるっ!!



オレは先ほどまでとは打って変わって超強気の姿勢で
再び学校長と対峙する決意をするのだった・・・w


(つづく)



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  1. 2005/03/15(火) 00:53:03|
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