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Forgetting-BarⅡ

2015年もよろしくです。m(_ _)m

凄い舞台を観た後に観る次の芝居というのは、どーしても物足りなさを感じてしまうわけで・・・ごめんよw

2009.2.27(FRI)


今週観てきた舞台の感想をまた1本。

『恋愛戯曲』
新宿・SPACE107:2009年2月18日(水)~2月26日(木)
原作:鴻上尚史
演出:茅野イサム
出演:長谷部 優/石田 明(NON STYLE)/黒川 薫/黒木マリナ/八十田勇



新宿の「SPACE107」という小劇場での公演。

そしてこの日も最前列

円形劇場ほどじゃないにしても、小箱の最前列席はやっぱりステージに近い!
それにステージ幅も広くないから、前方席でも全体が視界に収まるから観やすかった。


物語は、、、

なんだか、2日前に観た『その夜明け、嘘。』にストーリー設定が似ていたような?気が・・・(^_^;)

恋愛ドラマの脚本家として地位を築いた女流脚本家が主人公なのだが、
新作の脚本が進まず悩んでいた。
そこへTV局の製作プロデューサーが自宅を訪れ主人公の尻を叩くのだが、
主人公がプロデューサーにある提案を持ちかけた。
ドラマのアイデアを導くべく、「2人で擬似恋愛をしよう」と。
そしてその擬似恋愛と脚本の執筆が次第にシンクロしていき・・・。

『その夜明け~』では漫画家が現実から逃避行し、
本舞台では脚本家が擬似恋愛をして壁を打開しようとする。
話しの持って行き方は違うが、物語の背景的には似たような?展開だった。

実際、この舞台も3つのストーリーが交差して話しが進んだ。

1つは現実の世界。(脚本家とプロデューサーのやりとり)

1つは主人公が思い描いた空想のストーリー。
(主婦が書いて応募した脚本が賞の候補に挙がり、
その担当者と脚本を煮詰める2人の間に恋が芽生え・・・)

そしてもう1つはその空想のストーリーの中の主人公(主婦)が書いた脚本のストーリー。
(同じく脚本家と担当者との恋愛ストーリー)

全て暗転換を用いて場面が切り替わるところは演出が違ったが、
芝居の組み立て方はやはり似ていたかと。

主演は長谷部優
元アイドルグループ「dream」のメンバーで、現在はソロでグラビアや女優として活躍中。
名前は聞いたことがあったが、詳しくは知らない子。(でもかわいい子だった)

お相手のプロデューサー役が、石田明
昨年のM-1グランプリで優勝した「NON STYLE」のボケ役の人。

たぶん?2人ともこれが初舞台だったのでは?? ←よく知らない


で、観終えた感想は・・・

ストーリーは良かった。
鴻上尚史の原作モノだから面白かったし、「人はなぜ恋に落ちるのか?」を考えさせられた話しだった。
観てはいないけど、同原作を観月ありさが主演して数年前に公演が行われて好評を得ているし、
恋愛の本質というものを突き詰めた傑作だと、そう思った。
(演出も無難なまとめ方をしていたかな)

しかし、如何せん役者の方が・・・(^_^;)

いや、別にそれほど悪くはなかったですよ。
初舞台なら合格点でしたよ。
長谷部優ちゃんも声の通りは良かったし、頑張ってはいたのだけど・・・

でも、一昨日の宮崎あおいちゃんがあまりにも強烈すぎて、
今でもまだ深く脳裏に焼きついているものだから、どうしても演技力が陳腐に思えて・・・

あれと比べちゃぁ可哀想なんだけどね。。。


と、そんな感じで観てきてしまいますた・・・(^_^;)


でも、ベテランの八十田勇一さんだけは、さすがっ!の演技ですた^^




  1. 2009/02/27(金) 23:27:52|
  2. 舞台観劇
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