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Forgetting-BarⅡ

2015年もよろしくです。m(_ _)m

今のうちにレビューをまとめて2本…。

今日より今月末まで(正確には7/3まで)連日予定が入ってしまっているので、
本日中に未掲載レビュー2本をまとめてUPしておきます。



『雨』
2011年6月9日(木)~29日(水):新国立劇場 中劇場 ※2列目(下手側)
作:井上ひさし 演出:栗山民也
出演:市川亀治郎/永作博美/梅沢昌代/たかお鷹/花王おさむ/山本龍二/山西惇/植本潤/他
http://www.nntt.jac.go.jp/play/20000328_play.html

行方不明となっている奥州平畠の紅花問屋の旦那になりすまし、
大金を手に入れようとする主人公・徳。
江戸から東北へ進むにつれ変貌していく方言に戸惑いながらも、
懸命に生きようとする徳の前に、美しい女・おたかが現れる。
しかし、彼を取り巻く人々との滑稽なやり取りの果てには、
恐ろしい謀略が待っていた……。

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井上ひさしらしい?舞台。
歌や踊りで彩られ、独特の長セリフもテンポよく、
歌舞伎役者:市川亀治郎による歌舞伎仕立てのアクの強いセリフまわしは
それだけで見ごたえがあった。

ただ一点、、、

東北弁のセリフが何言ってるのか解からねぇ~~www

ってところが所々であったことが少しイラっときたかな…(^_^;)

物語は最後の最後でどんでん返しが用意され、
3時間を越える長丁場の芝居にもかかわらず間延び感はなく、
後味の良い芝居だった。

と、総まとめで褒めつつも、
でも本当は自分的には井上ひさし作品は性に合わないので
本来なら観に行こうとは思わなかったであろう本公演。

それでも観に行こう!と衝動に駆られた動機となったのは、
やはりこの人が観たかったからなのです^^

女優・永作博美

産休後の初舞台。
最後に舞台に上がった(観た)のが3年前の本谷作品(『幸せ最高ありがとう、まじで』)以来。

出産後、TVや映画では既に復帰していたものの、
ネットでかなり叩かれていた(劣化が激しいとか)ので実際はどうなのかな?ん?!

と、この眼で確かめたかったのだが…

座席が2列目の下手通路横ということもあり(前に座席が無かったので実質最前列)、
演技の表情までよぉく眺められたのでガン見してたのだけど、、、

いやいやいやっ!おいおいおいっ!!

劣化どころか、さらに美化していたではないか!?Σ(|||▽||| ).

良い意味で丸みを帯びて、
それでいて上品な気品を醸し出しながらもエロティシズムは失われず、
さらには非情で冷酷な仮面を被った小悪魔的色気も…
休養前とまるで変わっとらんではないか!?

いやぁ~素晴らしいです~~~!!!

いったいどこが劣っていると言うのだ?!(*´д`*)ハァハァ

すっぴんメイクに騙されちゃいけないですぜっ!だんな!?
(あれはあれでオレはまたカワイイと思うが…)

まるで、"プロの女優を舐めんなよ!"って言ってるかのような?
そんな永作博美の熱演に拍手を送りました…^^


そんなわけで、
市川亀治郎と永作博美の共演を観れただけで、もう大満足の舞台だったね。。。




シーエーティプロデュース
『NOISES OFF/ノイゼス オフ』
6月9日(木)~6月26日(日):池袋あうるすぽっと ※最前列席(センターブロック)
作:マイケル・フレイン
翻訳:小田島恒志
演出:千葉哲也
出演:佐藤オリエ/千葉哲也/成河(ソンハ)/山口馬木也/月船さらら/入野自由/小林夏子/藤木孝/他
http://www.owlspot.jp/performance/110609.html


明日を本番初日に迎え、深夜にまで及ぶ舞台稽古。
圧倒的な稽古不足のため、役者達はここにきても尚、段取り掴めていない。
スタッフはスタッフで連日の徹夜がたたり立っているのもやっと、という状況。
一癖も二癖もある役者たち、それに負けず劣らず異端な演出家。
苛立ちと疲労が混在する舞台上で、無事に初日を迎える事が出来るのか?
1ヵ月後の地方公演。役者同士の喧嘩が勃発。そこへ偶然にも演出家が劇場を訪れた。
複雑に絡まる恋愛模様が大変な事態を巻き起こしていく。
その2ヵ月後、千秋楽。舞台裏から役者の喧嘩声が客席まで聞こえてくる始末。
そんな中最後の「ナッシング・オン」がスタート。
もう最初に観た「ナッシング・オン」はそこに全く残っていない。
果たして無事に幕を下ろすことができるのか・・・。

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こちらは出演役者が目的ではなく、
ストーリーが面白そうだからという動機で観に行こうと思った舞台。
その通り、大変面白かったというか、
舞台の裏側を垣間見れた斬新な演出手法に思わず舌を巻いたお芝居だった。

一幕と二幕の間に休憩を挟んだものの、実質3部構成の芝居。

まず一幕、
オープニングが飾られた後『ナッシング・オン』という芝居が普通に始まるが、
途中で芝居がストップする。そして場内マイクからダメ出しの声が聞こえ…
ステージ上の役者と何度もやりあって
ついには客席後方から男性が駆け寄ってきてそのまま壇上へ。
要は、開幕前日の最後の通し稽古(ゲネプロ)を舞台上で演じていたわけで、
駆け寄ってきた男性が千葉哲也扮するこの芝居の演出家だったという設定。

何度もダメ出しが繰り返され、その合間に俳優同士の色恋や、
アル中で稽古中に酒をかっくらい行方不明になるベテラン男優、
そして演出家と女優さらには裏方女性スタッフもが交じり合った三角関係が発覚して
終始ドタバタとした流れで最後の通し稽古が進められていった。

一幕が終わり、休憩を挟んでの二幕。一幕が開幕前夜で二幕はその1ヶ月後という設定。
幕が上がると舞台セットがガラっと変わっていた。( ̄Д ̄;;
目の前にあった舞台セットが180度回転して、セットの裏側がステージ側に置かれた状態。
ステージ上に見えるいくつものセット扉(部屋のドア)を開けて舞台奥に飛び出していく役者。
そして入れ違いに舞台奥から戻ってくる役者。
舞台の奥側が劇場の客席という設定で、自分たちは舞台の裏側を観ているといった様相。
衣装の早着替えにメイク直し、鏡の前でチェックし直す役者たち…
そしてセットの裏側(奥)から芝居中の役者の声(セリフ)だけが聞こえてくる。

なるほど。
これは面白い(笑)
現実はこの通りなのかは判らないが、
出待ちの役者が舞台裏でどのように待機しているのかがつぶさに見てとれて
そのドタバタぶりが可笑しかったw
但し、この芝居ではハプニングの連続で、
一幕で仲睦まじかった役者2人が1ヶ月後の二幕では嫌悪な関係になっており
その煽りで周りが振り回され…芝居の進行がぐちゃぐちゃに…(笑)
さらには本番中にもかかわらず演出家を取り合う女優と裏方女性スタッフとの揉め事も勃発、
様々な仕掛け?のおかげで爆笑の連続となる二幕だった。(^_^;)

そして三幕。今度は最終公演日(千秋楽)。
舞台セットはまた一幕と同じセッティングに戻り、
一幕のゲネプロと同じ進行でこの『ナッシング・オン』という芝居が始まるのだが…

同じ芝居のはずがゲネプロ時とはまったく違う芝居になっていたwww

複雑に絡まった役者の私的感情が舞台上に持ち込まれ、
そのおかげで?本来のストーリーが滅茶苦茶になってしまい
周りの役者たちが必死に話を戻そうとするも、それがまた余計におかしな方向へ…。
一幕の流れをよく覚えていたら笑わずにはいられない!?そんなドタバタコメディでした…。

海外戯曲らしいといえばそれまでだが、終始スピーディーで伏線もよく練られ、
『ナッシング・オン』という芝居を観に来たのか?と、錯覚するような?
そんな『ノイゼス・オフ』という巧妙な舞台でした^^


個人的には、月船さららさんが真っ赤なランジェリー姿で
舞台に出ずっぱりだったのがたまらんかったとです♪
一番前のど真ん中で観てて、あの巨乳の揺れに最後まで目のやり場に困ったというか、
ハプニング?で舞台から飛んできたイワシが自分に当たった時に
さららさんがびっくりした表情で自分と目が合ったのがズキューン!ですた…(〃∇〃)




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テーマ:演劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2011/06/21(火) 17:55:04|
  2. 舞台観劇
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