Forgetting-BarⅡ

2015年もよろしくです。m(_ _)m

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

中東を旅した時のことをリアルに思い出した舞台…。

時間が経ってしまったけど、
3月末に観た舞台の未掲載レビューが1つ残ってるのでUPしときます。
ちょっと思い入れある舞台でした…(^_^;)


ガレキの太鼓 第3回公演『止まらずの国』-地球のどこかであいましょう-
2010年3月25日(木)~30日(火):サンモールスタジオ ※最前列席
作・演出 舘そらみ
出演:井上雄太/遠藤剛/上村梓/通地優子/篠崎友(とくお組)/鈴木智香子(青年団)
    中本章太/柳沢尚美/他
http://garekinotaiko.com/?page_id=193


パスポートを申請して、飛行機の切符を買って、成田エクスプレスに乗って。
そしたら着いた。マジで着いた。
バザールが立ち並び、街中には水パイプの香り。
笑顔でよってくる怖い顔したおじさんたち。
「We are friend!」そんな言葉を叫んだ自分の素直さに笑えてくる。
ここは、地球の裏。まーるい地球のうらっかわ。

異国の風吹き荒れる宿の、一夜の群像劇。
飛行機は、もう飛ばない。


nozokiweb.jpg



ガレキの太鼓
この劇団は1月に「のぞき見」公演を観たあの劇団です。
偶然WEB上でみつけ、何気に気の向くままに月島のマンションの一室まで観に行ったことは、
以前にレビューで書いた通りだが、
そんなご縁があって今回の公演も観に行かせてもらったわけなのだが・・・

いやぁ~参った!
下手な商業演劇よりよっぽど面白かったわっっっ
ってか、かなり感情移入したというか、臨場感とリアリティが実に素晴らしく、
それは舞台セットや照明の使い方、そしてストーリーの中の細部な表現や
1つ1つの会話の中に含まれる言葉の現実感とウソのない異国での心のぶつかり合いにまで現れ、
もちろんそれを演じた役者さんたちの迫真の演技は
その場の全ての観客をこの物語の中に否応なく引きずり込んだと言っても過言じゃないと思う。
それほどまでにのめりこんだ舞台でした。

舞台設定となったのは、某イスラム圏の貧困な国のとある安宿の一室。
そこはいわゆる共同部屋でバックパッカーの個人旅行者が利用するような異国の安宿。
もちろんそこには見知らぬ旅行者ばかりが自然に集まったのだが、
老若男女関係なく全員が一人で旅する者たちばかりが引き寄せられるようにやって来るのが
不思議なようなそうでないような…

そんな訳有りの旅人たちの運命的な出会いと共に
そこで起こる数々の出来事をリアルに描いた群像劇であった。

舞台では架空の国設定だったけど、会話の中で「隣がタマーン」って言ってたから、
これはオマーンのことか?
で、その隣りということはサウジは容易く入れないからそうなると
イエメンあたりがモチーフにされてたということかな?(^_^;)

おそらくというか、そうでないと作れないと思うのだけど、
この作品(物語)は作者の実体験に基づいて描かれた作品なのだろうね。
だからこそ自分は面白く感じたわけで・・・。

なぜなら、イスラム圏の国々へは自分も何度も1人旅をした経験があるからこそなのだw
車が猛スピードで走ってるからいつまでたっても道路を渡れなかったと嘆く女性のセリフに
「そうそう、あの国では車にぶつかる方が悪いと思って走ってるから絶対止まったりしないよな」
なんて思ったりしたし(イランで経験アリ)、急な停電なんて茶飯事のことだし、
部屋の壁には必ず国王?の肖像画が飾ってあるし、
夕方になればコーラン?いや、お経のような呪文のような?読経放送が街中に響き渡るしと、
他にも多々あったが、そんな物語の細かな設定やモチーフに非常に懐かしく思ったのと同時に、
あぁ、これはかなり忠実且つリアルに作り込まれた舞台だなと、そう思った次第。
それだけで自分はかなり面白く感じのめり込んで観ることが出来たのでした。
なんと言っても中東の国の空気というか、あの国独自の臨場感みたいなものが
ビンビンに素肌から伝わってきたのが凄いなと思ったわけで、
これはあの地域に行ったことがある人が観れば絶対面白く且つリアリティを感じられたはずだと思う。

あと、自分は経験ないけど、
この場所で出会った旅人に何年も前の「地球の歩き方」を使ってと手渡し、
そうやって何人もの旅人の手に渡って長々と受け継がれていくというくだりなんかは
ちょっと羨ましくも思い・・・(^_^;)

最後、突如内紛が起こり、死地を彷徨うような展開が訪れるのだが、
さすがにこれは自分は未体験(笑)
それでも、そこに行き着くまでの数々のエピソードと絡み合った人間模様がリアルに描かれていたから
ここでも感情が容易く移入できたのは言うまでもなく、
この臨場感の作り方と演出方法には舌を巻いたのだった。
あぁ、全体を通しての話の筋が考えられていて実にうまいなぁ・・・と。

エンディングが少し拍子抜けはしたけど、
でもそれはそれで明るく締めた終わり方で少し救われもしたので、
後味はけして悪くはなかったと思う。
(クーデターが成功し?部屋の外で夜通し響き渡る砲撃や銃声の爆音が夜明けと共に爆竹に変わり
街中が新国王を祝うカーニバルのような陽気に包まれみんなに笑顔が戻ったエンディング)

前回に続き今回も高クオリティのお芝居で大満足出来た舞台でした^^

あ、個人的に一つだけ残念だったのは、
「覗き見」公演に出演していた彼女役の人が今回は出ていなかったことかな・・・(笑)
(彼氏役の方は最後の最後でちょっとだけ出てきたねw)





スポンサーサイト

テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2010/04/05(月) 23:15:26|
  2. 舞台観劇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<【告知】ちょっと私的な諸事情で方針転換せざるをえません・・・(泣) | ホーム | 【2010 J1 第5節vs湘南ベルマーレ】赤い空気に呑まれた?相手に完勝・・・だが手放しで喜ぶわけには…>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://shigezoo25.blog73.fc2.com/tb.php/2190-d13e6c67
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。