Forgetting-BarⅡ

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夏休みの観劇。第一弾!

今週は金曜まで夏休み。

月曜に関西から戻ってきての残り4日間、
ここにどうしても観たい舞台3本をぶち込んだ。

平日、休日共に仕事の調整がなかなか立たず、
急な仕事が入ることが多々あるので、
確実に休めるこの夏休みに観劇予定を入れたのだ(^_^;)

その第一弾が昨日観てきたこれ(↓)


大人計画『ふくすけ』
2012年8月1日(水) ~ 9月2日(日): Bunkamuraシアターコクーン ※3列目(センター)
作・演出:松尾スズキ
出演:古田新太、阿部サダヲ、多部未華子、皆川猿時、小松和重、江本純子、宍戸美和公、
村杉蝉之介、平岩紙、少路勇介、オクイシュージ、松尾スズキ、大竹しのぶ 他
http://otonakeikaku.jp/fukusuke/fukusuke.html
http://www.bunkamura.co.jp/cocoon/lineup/12_fukusuke/storycast.html

《ストーリー》
冴えない中年男、エスダヒデイチ【古田新太】と、精神のバランスを崩し告訴魔となってしまった妻マス【大竹しのぶ】。ある日行方不明になったマスを、ヒデイチは14年も探し続けている。ヒデイチの協力者であるホテトル嬢のフタバ【多部未華子】の伝手で自称ルポライター・タムラタモツ【皆川猿時】から、マスは歌舞伎町にいるらしい、と情報を得たヒデイチは上京を決意する。
とある病院の怪しい警備員コオロギ【オクイシュージ】は盲目の妻サカエ【平岩紙】に歪んだ愛情を抱き、サカエはコオロギを献身的に愛していた。そんなある日、コオロギの勤める病院に一人の奇形児が入院することになり。
テロリストであるコズマ三姉妹【小松和重、江本純子、宍戸美和公】は、食うや食わずの境遇から歌舞伎町の風俗産業で一発当てて、飛ぶ鳥落とす勢い。ひょんなきっかけでマスと出会い、生み出した<一度死んで生まれなおすゲーム>輪廻転生プレイが大ヒット。裏社会に影響力を持ち、政界にまで進出しようと企んでいる。
薬剤被害で奇形児として生まれ、長い間製薬会社によって監禁されていたフクスケ【阿部サダヲ】が発見・保護された。彼を監禁していた製薬会社社長ミスミミツヒコ【松尾スズキ】は逃走している。保護されたフクスケの行く末は?ミスミの目的は?


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(以下ネタバレ多少含みます)

初演が21年前の1991年、今回が再々演。

大人計画初期の作品らしい、いかにもな?舞台であったけど、
どん底に落とされる覚悟で挑んだものの、その割には華やかに感じたのは、
劇場がコクーンに変わったからなのだろうか?
客演陣が華やかだったこと、そしてエンタメ度合いが増した演出もその要因だったのかも?
これ、初演時のスズナリでもっとドス黒くやってたらとんでもない舞台だったろうな…(苦笑)

とはいえ、まさしく"負の大作!"凄い舞台でした!!

これ、松尾スズキがまだ20代終わりに書いた戯曲ってのがまず信じられない!
松尾スズキの死生観ってどうなってんの?この人、何考えて生きてんだろ?!
初演から20年以上も経っているのに今のこの時代でもまったく違和感を感じず色褪せない。 
松尾スズキ、恐るべし!と思わず唸ってしまった、、、
そんな彼の情熱が迸った快作ですた( ̄Д ̄;;
(観る側もかなりのエネルギーが必須ですw)


生まれの不条理、精神を病んだ人が「今を生きる」とはどういうことか?
いろいろ考えさせられつつ、怒りのパワーが内面から込み上げてくる・・・

「生まれてこない方が良かった時、人はどう生きるか?
宗教も未来も来世も信じる事が出来ない時、人はどう生きるか?!」


劇中にこんなテロップが映像で流れたのだけど、
これがこの舞台の普遍的テーマだったと言えるのかな。。。

薬害による奇形児、盲目(目暗)、言語障害、奇形フェチ、新興宗教、輪廻転生、子殺し、差別、
さらに売春、ホテトル、レズビアン、DV、偏愛、躁鬱、犯罪者、そしてテロ・・・
あらゆる毒が渦巻いていた。松尾スズキの怒りが渦巻いていた。
そんな怒りが根底にありながらも、純愛の現実と残酷さと切なさに胸が苦しくなり、
人間の醜さを嫌というほど見せつけられるのに、
その人間のどうしようもない想いが切なくなり、逆に愛しく感じる・・・
うまく表現出来ないけど、自分はこんな感覚を抱いて観ていました。

ラストシーンでのベートーベンの「歓喜の歌(喜びの歌)」、
これをエンディングに流すのは物凄く悪趣味だけど、でも、
タクトを振りまわす古田新太の何ともいえない恍惚な表情がこれまた不気味笑顔なんだけど、
それがなんとも強烈に輝いて見えて逆に格好よく映ったところが、
あぁ、オレもこの世に生きてる(生かされてる)んだな・・・と、
妙な実感をしてしまったエンディングでした。。。


あと、シーンごとに心に響いたセリフをいくつか…(薄ら覚えだけど)

『神様に感謝するより自分に感謝する方が救われるじゃん』

『未来のことなんて考えるな!今だけを考えて生きろ!
お前が死んだ後が未来なんだから!そんなどうでもいいこと考えたってしょうがないだろ?!』


そして一番強烈だったのが、薬害で奇形(頭肥大症?)で産まれてきた
ふくすけ(阿部サダヲ)が、人間はクズばっかりだとバッサリ切り捨てたこのセリフ。

『優しくするくらいなら俺とSEXしろ!』

障がい者や社会的弱者へ向ける外からの眼差しが
どれくらい偽善的で利己的なものであるか?
ふくすけのこのセリフに身震いしてしまった・・・(汗)


とまぁ、感情揺れ揺れなのでまともな?ことが言えないのだけども、
最後にそれぞれの役者さんのことを少しだけ。

まずは、主演のふくすけを演じた阿部サダオ
いや、この役は彼しか演じられないだろう。(3回とも彼が続投起用)
一番違和感なく観れたってところが凄いね。天晴れ!

そして、古田新太、彼の役者としてのポテンシャルが凄すぎた!
いつもとまったく違う役柄。言語障害?吃音(どもり)の冴えない中年男。
このヘタレっぽさが逆に凄みがあるというか・・・まいったね・・・(苦笑)
でも得意のセリフ噛みも今回の役柄では自然だから役得だったかも?!w

大竹しのぶにも圧倒されたなぁ・・・。
いや~~キ○ガイを演じる大竹しのぶは凄い!(笑)
狂気が飛び散った演技、こんな役柄をやらせたら、この人最強だわ!w

そして、もっとも驚いたのが・・・
多部ちゃん!多部ちゃん(*´д`*)ハァハァ
誰だ!ブスカワなんて言ってたのわ!?←オレw
とんでもない!エロカワすぎるじゃまいか!!!(ちなみにホテトル嬢役でした)
2年前の初舞台(『農業少女』)でおいらと目の前でアイコンタクトした時から一目置いていたのだけど、
あの時よりも想像を超えたパワーアップ!
声もよく通るし、本当に舞台映えするいい女優さんになったなぁ・・・
いや、ホント、びっくらこいたわ( ̄Д ̄;;

美しさといったら、平岩紙ちゃんも負けてはいなかった!
彼女の演技も本当に素晴らしかったね!
先天性の盲目(目暗)役だったけど、あの目の表情がなんとも・・・
黒目を内側に寄せてどこを見てるのか判らない障害者役、だけどそれが美しいのだ・・・
大竹さんもそうだけど、女優の凄まじさを垣間に見せつけられたな・・・。

女優といえば、毛皮族の江本(純子)さんも凄かった!
男装のレズビアン役、役の作り込みが素晴らしい。
あの髪型にした(角刈り)のはさすがジュンリーだ!

一方、女装の小松和重も見違えるほどに伯母様してたなw
あれ、けっこう好きかも?!www

そして、オクイシュージが意外だった!?
これがあのプレジデントオクイ?www
ダメ男なのにどこか色気があって・・・こんな演技できるんだwwwビックリだったwww

その他大人計画の面々は・・・
まぁ、いつも通りというか・・・
皆川猿時はまた腹芸出すし、港カヲルばりの「おっぱい元気?」やってるし、
バイト君(村杉蝉之介)の田中 邦衛は勘弁してくださいwwwレベルwww

そして、宍戸(美和公)さんのSMプレーは毎度のお約束?(笑)

あ、劇中で生おっぱい出してた人がいたけど、
よぉく見たら、やっぱり毛皮族女優だったwww これもお約束か?www


最後に、、、少路(勇介)は今回出番がたくさんあって良かったね!w
(前回の本公演ではキーマン役だったのに映像出演しかなかったwww)

っと、松尾スズキは・・・やっぱ(いろんな意味で)変態でした(苦笑)


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テーマ:観劇 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2012/08/16(木) 02:35:31|
  2. 舞台観劇
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<よもやの最下位決定戦?! | ホーム | なるほど。これは確かにいいわ~~~♪>>

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